企画職とは?求められるスキルややりがい、なり方を解説

2023.7.10 (月)

業界・職種

スゴキャリは自分に合った仕事を見つけて金曜の夜よりも毎週の月曜日が楽しみになる仕事の成果が上がり、年収も上がるこれらを実現するための転職コーチングです。

華やかなイメージがあり、人気職種のひとつである、企画職。

マーケティング活動を行って企画を練るこの職種は、さまざまな部署や社外関係者と関わり、他の職種よりも好奇心を刺激される経験を多く得やすい職種と言えそうです。

そのため、新卒者から憧れの仕事にあげられるなど、華やかなイメージにつながっています。

本記事では、そんな企画職について解説します。

「企画職」とは?

企画職は、担当している領域の課題を解決する方法を企画・立案する仕事です。

一例として、新たな商品やサービスを企画する「商品企画」がありますが、これも既存商品では解決できない課題があり、その課題を解決できる新たな商品・サービスを企画することが仕事になります。

一般的に企画職と呼ばれる仕事には、商品企画の他に、広報・PRや営業企画などがあります。

商品企画、商品開発

新商品や、新サービスを企画・開発する仕事です。

顧客のニーズを分析し、それを満たす商品・サービスとはどういうものか?を考え、提案を行います。

具体的には、商品・サービスのコンセプトや価格の決定や、それらの販売戦略の策定に関与するなど、幅広い業務に関わります。

そのため、企画内容を周囲に分かりやすく説明するスキルや、各部門との調整力が求められる仕事と言えます。

販売促進

セールスプロモーションとも言われる販売促進は、企画・開発した商品・サービスを、「どのように顧客に届けるか?」を考える仕事です。

具体的には、店舗用のPOPやポスター制作、サンプル手配など、顧客に近いところでのプロモーションを行います。

(反対に、広報・PRは、マス向けのプロモーションを行います)

世の中には商品・サービスが溢れており、何もしなければ、顧客の目に留まりません。そのため、顧客がその商品・サービスを知るきっかけを作り、購入を後押しすることが、販売促進の仕事には求められます。

広報・PR

企画した商品・サービスを、広く「どのように世間に広く知ってもらうか?」を考える仕事です。

具体的には、テレビや雑誌などのメディアに取り上げてもらうためのプレスリリース作成やローンチイベントの開催などを行います。

メディア関係者と深く関わることも多く、彼らとの信頼関係を構築する能力も求められます。

営業企画

営業企画は、売上や販売に関する戦略を立て、営業活動がスムーズに進むよう支援する仕事です。

具体的には、市場調査や顧客ニーズ調査を実施し、課題を特定した上で、営業方針や販売目標の決定、営業支援ツールやイベントの企画などを行い、営業の成果向上を後押しします。

また、営業社員のモチベーションを上げるための評価制度や報奨制度を策定することもあります。

企画職に求められるスキルとは?

企画職の担当する業務は多岐に渡り、要求されるスキルも幅広く、また高いレベルが要求されます。

本記事では、その中でも代表的なスキルを解説します。

情報収集・分析スキル

たとえ斬新なアイデアだとしても、それが顧客のニーズに合致していなければ、成功にはつながりません。

そのため、企画職には、市場のトレンドや顧客ニーズを正確に把握するため、必要な情報を自ら集め、分析するスキルが求められます。

企画職の人は、多くの場合、思いつきで企画立案をしていません。彼らの成果は、膨大な情報や分析結果に裏付けられています。そのため、情報収集・分析スキルは、企画職にとって必須スキルと言えます。

コミュニケーションスキル

企画職は、自部署だけで仕事が成立する職種ではありません。

顧客からのニーズ引き出しや、社内の各部署との調整・折衝など、自部署以外と接する機会が多くあります。

そのため、社外・他部署と良好な関係を築づき、正確に意思疎通を行うため、コミュニケーションスキルが高いレベルで求められます。

プレゼンテーションスキル

立案した企画を実行するためには、社内の上層部や関係部署などの理解を得る必要があります。そのためには、企画内容を、相手が納得する形で説明するプレゼンテーションスキルが求められます。

なぜ、その企画なのか?なぜ、効果が出ると言えるのか?

仮に十分に裏付けのある企画だったとしても、このような問いかけに適確に答えられるプレゼンテーションでなければ、関係者の理解を得ることは難しいでしょう。

ロジカルシンキング

上記で開設したスキルの土台となってくるのが、このロジカルシンキングです。

もちろんこれ以外の要素も必要にはなってきますが、基本的に、立案された企画内容に周囲が納得するには、その内容が論理的に正しいと納得できるものであるからです。

企画職のやりがいとは?

企画職と聞くと、楽しそうで華やかなイメージを思い浮かべる人が多いようです。

しかし実際は、どちらかというと地道で目立たない仕事が多かったりします。

ここからは、そんな企画職のやりがいを、解説していきます。

アイデアを形にできる

それなりの根拠に基づいている必要はありますが、それでも企画職で働く人は、自分のアイデアを実際に形にできる環境にあります。

自分のアイデアが周囲に理解され、実際に形になり、会社に貢献していくことは、達成感ややりがいを感じられることではないでしょうか。

企画職に向いている人とは?

企画力=アイデア力、と想像されがちですが、実際はそれだけではなく、分析力やコミュニケーション能力、ロジカルシンキングなどが求められる仕事です。

情報収集・分析ができる

突飛なアイデアだけでは、周囲の理解は得られません。

企画職は、周囲の理解を得て、周囲を動かして初めて仕事ができる職種とも言えます。

周囲の理解を得るためには、自分の企画が十分な根拠に基づいていることを証明しなければなりません。その根拠となる情報を地道に収集し、分析することができる人は、企画職として活躍できる可能性があります。

好奇心が強く、変化を楽しめる

企画職は、新しい商品やサービスを世に出していくことが求められます。そのため、常に新しい情報を仕入れておく必要があります。

世の中は常に変化し続けています。そのため、既存に満足せず、常に新しい情報や変化を自ら探しにいける好奇心を持つ人は、企画職として活躍できる可能性があります。

コミュニケーション能力がある

先にも触れましたが、企画職は、周囲の理解を得て、周囲を動かして初めて仕事ができる職種とも言えます。

そのためには、顧客や社内関係者と良好な関係を築き、適確な意思疎通を図れる必要があります。

人と接し、コミュニケーションを取ることをいとわない人は、企画職として活躍できる可能性があります。

企画職の仕事を目指すには?

企画職の募集には、未経験可の案件もあります。しかし、そもそも企画職は社会人経験や業界、現場経験が重要視される職種のため、その多くは即戦力の募集が多いです。

企画職は担当する領域が広いため、今の自分の仕事で活かされているスキルがそのまま役だつことがあります。

その場合、他のスキルをこれから身につける気概がアピールできれば、道が開ける可能性が出てくるでしょう。

そのため、まずは今の自分の仕事で、経験・実績を積みましょう。特に、営業やマーケティング部門の経験は企画職でも活かせることが多く、より多くの機会があると言えそうです。

加えて、マーケティングや統計などを独自に勉強しておくことも有効です。

まとめ

企画職は、一見楽しそうで華やかなイメージが抱けれやすい職種ですが、現実は地道で泥臭い仕事が多いです。

しかし、自分のアイデアを形にできる数少ない職種でもあり、それゆえに人気の高い職種でもあります。

「自分に企画職が向いているのかな?」と悩んだら、最近では転職に向けた自己分析や企業分析を支援するサービスも登場しているので、活用してみるのもいいかもしれません。

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