HSPの転職!どんな仕事なら強みが生かせる?
2023.9.29 (金)
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目次
日本人の5人に1人が、HSPの気質を持っていると言われています。
(参照:5人に1人「生まれつき繊細な人」の幸福な感性 病気ではなく、資質であり、個性だ | 不登校新聞 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net))
一般的にHSPの方は、仕事において苦労することが多いと言われています。
そこには、他人に気を使いすぎて疲れたり、外部環境からのストレスに敏感になってしまったりするなど、HSP特有の性質が影響しています。
しかしながら見方を変えれば、こうしたHSP特有の性質は、仕事において非凡な強みに変えていくことができます。
本記事では、HSP特有の性質を解説した上で、「HSPの強みを活かせる仕事とは何か?」「その仕事選びで大事なことはなにか?」を解説していきます。
HSPとは?
エイレン・N・アーロン博士の定義によると、HSPには大きく4つの定義があるされています。
・ついつい物事を深く考えすぎる
・音や光などの刺激に敏感
・怒りや不安といった、人の感情に共感しやすい
・五感が鋭く、繊細な刺激でも感じ取ってしまう
総じて感受性が高いことが、HSPの大きな特徴です。
そのため、仕事においては、人間関係や職場環境に対して必要以上のストレスを感じてしまうことが多いのです。
HSPの方が仕事でストレスを感じてしまう理由とは?
人間誰しも、ストレスがかかりすぎると、心と身体が機能しなくなります。
特にストレスを感じやすいHSPの方は、そういった状態に陥る可能性が、人より高いと言えます。
具体的には、以下のようなことに対してストレスを感じやすいと言われています。
人間関係
HSPの方は、人の気持ちをすぐに察することができます。
できてしまうがゆえに、必要以上に他人に感情移入し、人間関係に疲れる場面が少なくありません。
怒られている人がいると自分ごとに感じる、不機嫌な人を見ると「自分のせいなのでは?」と気持ちが落ち込むなど、感受性の高さゆえのストレスを受けてしまうのです。
職場環境(特に匂いや音)
HSPの方は匂いや音に敏感です。
そのため、職場の匂いや騒がしさに多くのストレスを感じ、そういった環境にいるだけで疲れてしまいます。
香水やタバコの匂い、大声で話す人、人が多いオフィスなどは、HSPの方にとって疲れやすい環境となります。
マルチタスク・スピードを要求される仕事
HSPの方は細かいところにも気付き、深く考えることができます。
そのため、1つの仕事に集中してじっくり取り組むことは得意である人が多いです。
一方で、複数の仕事を同時にこなすことや、仕事を早く処理することは苦手です。
そのため、「マルチタスクができない」「仕事が遅い」といった指摘が、その発言をした人の想像以上のストレスとなってしまうことがあります。
HSPの方はどんな仕事に辛さを感じやすいのか?
ここからは、HSPの方がストレスを感じやすい仕事の具体例を解説していきます。
人との関わりが多い仕事
HSPの方にとって、人との関わりが多いことは、ストレスの要因となりやすいです。
関わる人からの何気ない一言や、会社・上司からの細かな介入が入りやすい仕事であれば、そういったストレスを感じる可能性は高いと言えます。
例えば、接客業やコールセンター、営業職・販売職などが挙げられます。
ノルマが厳しい仕事
HSPの方は、強いプレッシャーを感じると、自分を責めてしまうことも多いです。
また、ノルマ達成に向けて周囲と競争しなければならない場面などでは、人への共感力が高いこともあり、とても大きなストレスを感じやすくなります。
例えば、保険販売や不動産販売、成果主義の外資系企業などが挙げられます。
マルチタスク・スピード処理の要求される仕事
HSPの方は、物事を深く考えるなど、じっくりマイペースに仕事に向き合うことが得意です。
一方で、周りに合わせた機敏な動きや要領の良さを求められる仕事は苦手で、複数のプロジェクトを同時に管理したり、短納期で納品したりするような仕事にはストレスを感じます。
例えば、広告代理店やイベント企画、また教師や保育士なども該当します。
体育会系の仕事
根性論をベースとした仕事も、HSPの方がストレスを感じやすい仕事です。
なぜなら、HSPの繊細な気質と相いれないことが多く、またそういった気質を理解できる人も周囲に少ないことが多いからです。
例えば、引っ越し業、工事・建設現場作業などが挙げられます。
HSPの強みを活かせる仕事とは?
HSPの特徴は、次のような「強み」に言い換えることができます。
・気配り上手で、よく気が付く
・想像力が高い
・危機管理能力が高い
では、こういった強みを活かせる仕事とは何かというと、大きく分けて「人に関わる仕事」と「モノに関わる仕事」で、その強みを活かして活躍できる可能性があります。
人に関わる仕事
・“裁量権の与えられている”営業職や販売職
人間関係がストレスとなりやすいHSPの方にとって、営業職や販売職は、「向いていない仕事」と捉えられてしまうかもしれません。
たしかに、営業職や販売職の多くはHSPの方にとってストレスを感じやすい仕事と言えます。
しかしながら、全ての営業職・販売職が、そうであるとは限りではありません。
目標さえ達成していれば、会社や上司から仕事量や方法を任せてもらえる (つまり細かく管理されたり、介入されたりすることがない)営業職・販売職も存在します。
HSPの強みである気配り上手や想像力は、本来、人と関わる仕事においては非凡な強みとなりうる特徴です。
そのため、ストレスを感じる要因さえ避けることができれば、活躍できる可能性が高い職種と言えます。
モノに関わる仕事
・“一人で仕事を完結できる”事務系の仕事やデザイナー、動画編集、プログラマー
HSPの方は、没頭できる仕事において非凡なパフォーマンスを発揮することが多いです。
その理由は2つあります。
1つは、細かい部分に気が付けたり、深く考えることができる特徴があり、細部まで練りこまれた完成度の高い成果を出せる可能性があること。
もう1つは、人間関係や外部環境など、ストレスとなりやすい要因を避けられるからです。
モノに関わる仕事において活躍するためには、「自分が没頭できる仕事はどれか?」を見つけることが必要です。
正直、「自分は何に没頭できるのか?」は、実際にやってみないとわからないことが多いです。そのため、少しずつでいいので、いろいろな仕事を実際に体験してみることをおすすめします。
ここでのポイントは、1つ1つの仕事を、無理に長く続けようとしないことです。たとえ3日坊主で終わったとしても、「その仕事には没頭できなかった」と割り切り、次の仕事を試すようにしましょう。
HSPの方の仕事探しを成功させるには?
ずばり、「その仕事で発生するストレスとの折り合いをつけられるか」です。
ここまでで解説した通り、HSPの特徴は、選ぶ仕事によっては非凡な強みとして活かすことができます。
そういった強みの発揮を妨げるストレスをどう避けるか、どう和らげるかこそが、HSPの方が仕事選びをするに際して最も考えるべきポイントとなってきます。
まとめ
HSPの方の仕事選びは、「ストレスとの折り合い」をつけられるかどうかが、とても大事なポイントになります。
そこがクリアできれば、HSPの特徴は、さまざまな仕事で非凡な強みとして活かしていくことができます。
「今の仕事で感じるストレスと、どう折り合いをつけたらいいのだろう?」
「自分は人と関わる仕事とモノに関わる仕事、どちらが向いているんだろう?」
「自分が没頭できる仕事って何だろう?」
と悩んだら、最近では転職に向けた自己分析や企業分析を支援するサービスも登場しているので、活用してみるのもいいかもしれません。
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