コーダーとは?プログラマーとの違いや必要なスキル、将来性を解説
2023.7.10 (月)
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目次
コーダーという仕事は、もしかしたら普段聞きなれない仕事かもしれません。
プログラマーとはどう違うのか?
コーダーにはどんなスキルが求められるのか?
本記事では、上記について解説していきます。
「コーダー」とは?
コーダーとは、「コーディングをする人」のことを指します。
では、その「コーディング」とは何かというと、プログラム言語を駆使し、設計に基づいて実際にプログラミングを行うことを意味します。
プログラミング言語は複数存在し、どういうプログラミングをするかで使用するプログラミング言語も変わってきます。
(プログラミング言語の例:HTML、JavaScript、など)
また、設計はWebデザイナー、コーディングがコーダーと役割が分かれていますが、中には設計とコーディングを1人の人間が兼務している場合もあります。
つまりコーダーとは、設計書に基づき、適切なプログラミング言語を用いて、実際にコーディングを行う仕事、と言えます。
コーダーが実際にコーディングすることで、我々が普段目にしているWebサイトやWebアプリが作られ、動作していくのです。
プログラマーとはどう違う?
コーダーと混合されやすい仕事の1つに、プログラマーがあります。
どちらの仕事もコーディングをするという点では似ているのですが、担当する領域が異なります。
コーダーの担当領域が、WebサイトやWebアプリのレイアウトや画面遷移に関わる部分であるのに対し、プログラマーはその裏にある仕組み部分を担当します。
(例えば、どういう入力があった場合、どういう反応を返す仕組みにするかなど。内部処理とも言われます)
端的に言うと、ユーザーの目に見える部分を担当するのがコーダー、目に見えない内部処理を担当するのがプログラマー、と捉えてもいいかもしれません。
コーダーに必要なスキルとは?
コーダーには、コーディングのスキルはもちろん、それ以外にも求められるスキルがあります。本記事では、5つのスキルに分けて解説します。
1.コーディングスキル
コーディングをする仕事なので、当然ですがコーディングスキルは必須です。
コーダーとして働くためには、Webサイトを表示する基本の言語となるHTML5とCSS3のコーディングスキルは必要です。
また、他の人がコードを変更することもあるため、わかりやすいコードを書く技術が求められます。加えて、締切までに素早く正確にコーディングを行うことも欠かせません。
現在はHTML5が主流になっているものの、インターネットでは新旧さまざまなWebサイトが乱立しています。
担当する案件が、以前主流だった古いブラウザでも動くXHTMLやHTML4.0などで実装されているものもあるでしょう。
XHTMLやHTML4.0のコーディングスキルがあると、既存のWebサイトのメンテナンスなどで役立つことがあります。
2.JavaScriptの知識
「JavaScript」はスクリプト言語の1種です。
特に多く使われる言語なので、身につけておくとコーダーとしての活躍の場が広がります。
JavaScriptはポップアップ画面やカルーセルのように、Webサイト上でアニメーションを動かすための言語です。
ユーザーに近い部分の動作のためシステムエンジニアなどが使用することが多いですが、身につけておくと、システムエンジニアとのコミュニケーション含めてコーダー業務に役立ってくれます。
3.SEOの知識
SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、「検索エンジンの最適化」を意味します。
せっかくきれいでわかりやすいWebサイトを作成しても、それが誰にも見てもらえなければ、意味がありませんよね。
SEOスキルを身につければ、検索でより上位に表示されるようなWebサイトを作れるようになります。
SEOにはさまざまな手法がありますが、特に重要なのが、正しくHTMLコーディングすることです。
Webデザインをコーディングする際、単に見た目上のデザインを再現するだけでなく、システムが適切に処理・動作できるよう、最適なHTMLを記述することが欠かせません。
タグの設定、内部リンク構造の設計、ナビゲーションなどの知識を付けて、正しくコーディングするようにしましょう。
4.CMSの知識
CMSとは、Contents Management Systemの略称で、0からコーディングしなくてもWebサイトの作成や更新ができるシステムのことです。
全てを0からコーディングするのは大変でお金もかかるため、大規模なサイトではCMSを導入するケースが増えています。
コーダーは、こうしたCMSを使ってのWebサイト管理の仕事を任されることもあるので、CMSの知識は必要と言えます。
5.UI/UXに関する知識
UIとはUser Interfaceの略称で、Webサイトを閲覧するユーザーにとっての入力や表示の使い勝手を意味します。UXとはUser Experienceの略称で、Webサイトを閲覧したことでユーザーが得られる体験のことを意味します。
多くのWebサイトが乱立する現代において、ただ情報が伝わるだけではなく、ユーザーにとってより使いやすく、より価値のあるWebサイト構築が求められています。
そのため、UI/UXの知識を身につけることで、こうした時代の流れに合わせて、コーダーとしての仕事の幅を広げることができます。
コーダーの将来性は?
Webサイトの構築や運用は、多くの企業が必要としています。そのため、コーダーの仕事には一定のニーズがあると言えます。
しかし最近では、CMSを導入する企業が増えたため、コーディングだけを行うコーダーのニーズが今後下がっている可能性があります。
そのため、コーダーの経験を活かし、以下の職種へのキャリアアップを考えてみると良いかもしれません。
フロントエンドエンジニア
コーダーのポピュラーなキャリアパスがフロントエンドエンジニアへのキャリアアップです。フロントエンドエンジニアはコーダーと担当領域の重複も多く、コーダーとしての実務を通じてスキルを身につけることができます。
フロントエンドエンジニアを目指すのであれば、JavaScriptのスキルが必須です。特に最近ではReact.js、Vue.jsといったフレームワークを利用した開発が一般的になっています。
これらのフレームワークが使いこなせるようにスキルを磨いていきましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーがコーディングの作業を兼務することも珍しくありません。
そのため、デザインのスキルを身につけることで、コーダーのスキルを活かしながらWebデザイナーとして働くことも可能です。
まとめ
コーダーという仕事は、デジタル全盛の現代において、必要とされている仕事です。
CMOの導入によって代替されてきているとはいえ、スキルそのものは汎用性が高く、活かせるシーンは多いと言えるでしょう。 「自分にコーダーが向いているのかな?」と悩んだら、最近では転職に向けた自己分析や企業分析を支援するサービスも登場しているので、活用してみるのもいいかもしれません。
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