キャリアパスとは?重要性や考える上での注意点を解説!
2023.2.7 (火)
キャリアスゴキャリは自分に合った仕事を見つけて金曜の夜よりも毎週の月曜日が楽しみになる仕事の成果が上がり、年収も上がるこれらを実現するための転職コーチングです。
目次
キャリアパスとは?
キャリアパスとは?
キャリアパスは英語でCarrer (=職歴) + Path (=道) と書きます。
キャリア上のある目標に向かって、どう進んでいくか?の道筋を意味しています。
(例えば、「海外部門の営業役員になる」という目標に向かって、1年後に海外部門で英語での業務経験を積み、3年後に駐在して現地での経験を積み、5年後に昇進して…といった具合です)
ある職位や職務に就任するために必要な一連の業務経験とその順序、配置異動のルートを「キャリアパス」といいます。
(参照: 「キャリアパス」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)
最近では、キャリアパスを制度として設けている企業が増えています。
(一般的に、「キャリアパス制度」と言います)
キャリアパス制度は、その企業の中で、どのような業務をどれだけ経験し、どのようなレベルに達すれば、どのような道が開けるのか。こうした条件や基準を明確にすることで、従業員が主体的に目標に向かって取り組むことを期待されています。
キャリアデザインとの違いは?
キャリアデザインは、「キャリア=人生」という解釈のもと、仕事だけでなくプライベートも含めた自己実現のための目標・計画を立てることを意味します。
キャリアパスと混合されやすい言葉ですが、キャリアパスがあくまで “企業内の仕事“ の道筋に限定した話であるのに対し、キャリアデザインは “仕事を含めた人生全体” の道筋を意味しています。
キャリアプランとの違いは?
キャリアプランは、仕事上の目標を達成するための計画を意味します。
キャリアプランもキャリアパスと混合されやすい言葉ですが、キャリアプランにおける目標は転職や独立など、1つの企業に収まらないものであることが多いです。
つまり、キャリアパスが “企業内の” 仕事における目標までの道筋であるのに対し、キャリアプランは “企業枠外も含めて” 目標までの道筋、と捉えると理解しやすいかと思います。
なぜキャリアパスが必要とされているのか?
キャリアに対する考え方の変化
背景として、日本における就労環境の変化が大きく関係しています。
これまでの日本では、終身雇用に象徴されるように、従業員は1つの企業に最後まで勤め上げることが前提とされていました。
しかし時代は変わり、企業が終身雇用を保証できなくなりつつある中で、転職が当たり前になってきました。
そうなったことで、従業員も企業も、キャリアについて真剣に考える必要が出てきたのです。
(転職時の面接でもよく「次のキャリアで、あなたは何をしたいですか?」と聞かれるかと思います。)
従来の日本においては「会社から与えられるもの」であったキャリアが、就労環境の変化と共に「従業員ひとりひとりが自ら築くもの」に変わっていったと言えます。
企業にとってキャリアパスが必要な理由
では、なぜ企業がキャリアパスを「制度」として設け始めたのでしょうか。
上記の通り、従業員ひとりひとりが自らのキャリアを考えるようになり、企業側から見ると自社から流出する従業員が増えました。
そのため、従業員の流出リスクを抑える必要性が出てきたのです。
キャリアパス制度は、上記の施策の一環として期待されています。
キャリアパスを明確化することで、従業員は自分の位置づけと将来イメージが持てるようになり、人材流出を防ぐことができます。
キャリアパスのメリット
キャリアパスのメリットを、企業・従業員それぞれの視点でまとめてみます。
企業にとってのメリット
・優秀な人材の確保・定着
従業員が自分の位置づけと将来イメージを持てることで、「転職せずにこの会社で頑張ろう」という意識になり、人材流出を防ぐことができます。
・適材適所への人材配置
従業員のスキルや能力が明確になることで、どの部署が適しているかを判断しやすくなります。実際に、個々の従業員のキャリアパスが人事異動の指標として使われるケースもあります。
・採用時のミスマッチ防止
求職者が入社後に活躍するイメージを持ちやすくなり、入社後に「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐことができます。
こうしたミスマッチは、早期の退職や生産性低下の原因となりやすく、キャリアパスはこういったリスクを防ぐ効果も期待できます。
従業員にとってのメリット
・モチベーション向上
会社における自身の将来イメージを描くことで、そこに向かうためにどんな目標を設定すべきか、そんなスキル・経験を身に着けるべきか等、目的意識をもって業務に取り組む意欲を培うことができます。
・効率的なスキルアップ
将来イメージに対して自分に不足しているもの、身に着けるべきものが明確になるため、効率的にスキルアップすることができます。また、自分のスキルや知識がどの部署で活かせるかもわかるため、自分をより活かせる新たなキャリアパス選択の可能性も広がります。
キャリアパスの注意点
キャリアパスの注意点を、企業・従業員それぞれの視点でまとめてみます。
企業にとっての注意点
・従業員にキャリアパスを一方的に押し付けない
キャリアパスを一方的に押し付け、従業員本人の希望と乖離が起きると、モチベーション低下や離職に繋がる可能性があります。事前に丁寧なヒアリングを行い、従業員自身が納得するキャリアパスを提示することが大事です。
そもそも、従業員自身が、自分のキャリアパスや適性を十分考えられていないケースもあります。その場合は、企業や上司が従業員に寄り添い、共に考える姿勢が求められます。
・キャリアパスに柔軟性を持たせる
キャリアパスがひとつしかないと、外的変化が起きた際に当初のキャリアパスが機能しなくなる可能性があります。(キャリアパスと実績がかけ離れるリスクがあるため)
ポジションの空き状況や事業方針の転換といった、企業側の変化。
ライフイベントやキャリア志向の変化といった、従業員側の変化。
経済動向やトレンドの変化など、対外的な変化。 こういった変化が起きた際も柔軟にキャリアパスを提示できるよう、キャリアパスを複数設けておく必要があります。
従業員にとっての注意点
・主体的に行動する
キャリアパスは、何もしなくても自動的に実現できるものではありません。
キャリアパスは設定した本人が決めた目標であり、たとえ企業や上司が後押しをしても、本人の意欲が欠けていれば達成が難しい可能性があります。 キャリアパスを設定したら、「自ら実現する」という自覚を持ち、主体的に必要なスキルや経験を取得していく必要があります。
・キャリアパスに固執しすぎない
ひとつの役職やポジションだけを狙うことにより、他のキャリアが選びにくくなる可能性があります。一度キャリアパスを設定したら、変えてはいけないというわけではありません。働く中でキャリアに対する考え方や希望が変わることも珍しくありません。
企業内のキャリアパスだけでなく、将来の可能性を広く見ることが大切です。
・要件を満たしても、必ずしもキャリアパス通りになるとは限らない
望むポジションに就けるかどうかは、ご自身以外の要素も多分に影響します。たとえば、役職やポジションに空きがなければ、たとえ要件を満たしていたとしても昇進できなかったりします。
キャリアパス通りにならなかったからといって必要以上に落胆せず、柔軟にキャリアを考えておくことが大事です。
まとめ
キャリアパスは、企業側には優秀な人材の確保・従業員のモチベーションアップ等の効果が見込める一方、従業員にとってもスキルアップや意欲の面で前向きな効果を期待できます。
しかしながら、キャリアパス通りのキャリアを歩めるとは限らないので、キャリアパスに固執しすぎず、常日頃から柔軟にキャリアを考えておく必要があります。
キャリアを考えるって、具体的にどうやって?
と思われたら、キャリア支援サービスの活用も検討してみましょう。 最近では、コーチング等のキャリア支援サービスが各社から提供されているので、活用してみるのもいいかもしれません。
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