【最新版】年収が低い仕事・業界ランキング!年代別平均や年収の上げ方も解説
2024.1.15 (月)
業界・職種スゴキャリは自分に合った仕事を見つけて金曜の夜よりも毎週の月曜日が楽しみになる仕事の成果が上がり、年収も上がるこれらを実現するための転職コーチングです。
目次
今している仕事の業界は将来安泰なのか、自分の年収が同年代の人と比べて、高いのか安いのか気になることはありませんか?
仕事をするのは何よりも生活のため、要は「お金」のためですから気になって当然です。
結婚や、転職など自分の将来設計を考えるなら、なおさら気になりますよね。
この記事では、年収が低い仕事や業界のランキング、年代別の平均年収について解説します。
年収の上げ方についても詳しく解説しているので、今の年収に悩んでいる方は最後までご覧ください。
年収が低い仕事トップ3
業界に関係なく、年収が低い仕事には特徴があり、以下に特徴をまとめました。
・各業界の非正規雇用の仕事
・各業界の現場仕事
・各業界の利益に直結しない仕事
以下で詳しく解説します。
各業界の非正規雇用の仕事
非正規雇用の仕事は、正規雇用の仕事に比べ年収が低い傾向です。
なぜなら非正規雇用は、正規雇用と比べ給与体系に差があるからです。特に差がある点は以下のとおりです。
・基本給
・各手当の有無
・賞与の割合
給与を構成する大部分で正規雇用者より低く設定されているため、業界関係なく非正規雇用というだけで年収は低くなります。
各業界の現場仕事
現場仕事は建設業だけでなく、飲食店のホールスタッフやデイケアサービスの介護職など最前線で活躍している仕事のことです。各業界に必ず必要な役割ではありますが、残念ながら年収は低い仕事になります。
主な理由は「単純作業で専門性の必要がない」、要は「誰でもできる」というイメージから給料が低く設定されるからです。
どんな業界でも最初は現場仕事から始めるため、仕方がないことではありますが、現場仕事は年収が低い仕事です。
各業界の利益に直結しない仕事
給料は会社が売り上げたお金の中から支払われます。そのため利益に直結しない仕事の年収は低い傾向です。
たとえば会社の中での一般事務職、社内の清掃員などが利益に直結しない仕事の代表例です。
会社を運営するうえで、必要な役割ですが年収は低めに設定されています。
年収が低い業界TOP5
各業界で年収が低い職業があることはわかりましたが、業界別で年収を比較するとどうなるのでしょうか?
年収が低い業界TOP5は以下のとおりです。
詳しく解説します。
なお、こちらのランキングデータは令和4年9月報告の国税庁-令和3年分民間給与実態統計調査-から作成しています。
1位 宿泊業・飲食サービス業
年収が低い業界第1位は宿泊・飲食サービス業で、平均年収は260万円でした。
年収が低い主な要因は以下のとおりです。
・アルバイトを含めた非正規雇用者が多い
・賞与がほとんどない
・学歴不要
・機械化が進み始めている
・離職率が高い
年収が低い仕事の中で上位にあった「非正規雇用・現場仕事」が該当しており、年収を求めるには不利な業界といえます。
(ちなみに宿泊・飲食サービス業は宿泊業、飲食店、持ち帰り・配達飲食サービス業で構成されています)
また学歴や専門性が必要ではない業界なため、賃金が安い要因のひとつです。
2位 農林水産・鉱業
年収が低い業界第2位は農林水産・鉱業で平均年収は310万円でした。
年収が低い主な要因は以下のとおりです。
・農薬やガソリンなど経費が多い
・天候などの影響を受けやすい
・地域格差が多い
・単価が高い商品と安い商品の差が激しい
農業や水産に関しては、自分たちの食糧は自給できていると考えると年収の低さが生活に大きく影響するとは考えにくいです。
また何の野菜を育てるか、何の魚をターゲットにするかで年収が大きく変わるのも農業水産の特徴です。
年収以上に1年の環境に影響されるため、収入の変動が激しい業界ともいえます。
3位 サービス業
年収が低い業界第3位はサービス業で平均年収は369万円でした。
年収が低い主な要因は以下のとおりです。
・非正規雇用の割合が高い
・離職率が高い
・価格競争が起きやすい
サービス業界は非正規雇用が多く、また現場での仕事も多い業界です。さらにサービス業界は価格競争が起きやすい業界で、利益を確保するために人件費を削減します。
人件費は削られ、仕事は単調でハードなものが多いため、離職する人が多く長期的に昇給などで給料が上がりにくい業界ともいえるでしょう。
4位 卸売業・小売業
年収が低い業界第4位は卸売業・小売業で平均年収は377万円でした。
年収が低い主な要因は以下のとおりです。
・従業員が多く必要
・非正規雇用が多い
・価格競争が起きやすい
・キャリアが限定的
・自動化の進歩
卸売や小売業界は商品の流通なので従業員が多く必要です。そのため、非正規雇用の割合が増えてしまうことが主な要因です。
さらに競合との価格競争が起きやすい業界でもあり、経費を削減するため「人件費」が削られやすい業界でもあります。
卸売や小売業で長期間働いた経験豊富な人材であったとしても、役職やキャリアが限定的で能力による昇給が望みにくい環境も年収が低い要因になっています。
5位 医療・福祉
年収が低い業界第5位は医療・福祉業界で平均年収は407万円でした。
年収が低い主な要因は以下のとおりです。
・介護業界の企業の財源が少ない
・介護報酬が国で定められている
・人件費が多くかかる
・非正規雇用が比較的多い
医療・福祉業界は全体の5位でしたが、年収が高い「医師」を含めての平均年収なので、医師を除いた場合の平均給与は大幅に下がります。
実際、介護業界は特に年収が低い傾向です。
社会的な役割として非常に重要な介護士ですが、激務なため離職率が高く、需要に対して供給が足りない人手不足に悩まされています。
さらに介護士の給料を上げたくても、施設の利用人数や介護業務の単価は国が決めているため、売り上げも固定化され給料が上がりにくい業界になっています。
年代別でみる平均給与を比較!年収が低い基準とは?
あなたの年収が他と比べ高いのか低いのかを知るために、まずは全国平均で比較してみましょう。
下記の表は令和3年の平均給与を男女別・正規雇用と非正規雇用で分けた表です。
国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると平均給与は男性で約545万円、女性で約302万円、男女合わせた平均は約443万円でした。
正規雇用と非正規雇用で比べると差が大きくなり、男性の正規雇用は約569万円、非正規雇用で約266万円とその差は約303万円。
女性の正規雇用は約388万円、非正規雇用は約162万円で、その差は約226万円です。
やはり正規雇用と非正規雇用で比較すると、非正規雇用の方が圧倒的に年収が低いといえます。
上記の表の「平均年齢」を見てみると、約46歳での平均給与です。役職や地域で差はありますが、あなたの年齢が平均年齢に近い場合、平均給与から比べて低いのであれば今の仕事は「年収が低い」といえます。
年代別の平均年収
前項では全体の平均給与で比較しましたが、ここでは年代別に平均給与を比較しましょう。
年代別に比較すると、あなたの今の年収が高いのか低いのか、これから年収が高くなる見込みがあるのかがわかります。
年収が最も高い年代は男性が50代で女性は40代でした。
今のあなたの年齢と年収で比較したときに、平均数値より低ければ「年収が低い」といえます。
もうひとつ大事な点として、今の仕事を続けて年齢を重ね経験を積んだときに、各年代の平均年収に届くか予測してみましょう。
あなたの上司の給与を考えて、年代別の平均に届かない場合は「年収が低い業界」に属していることになります。
年収が低いと感じたら?年収がアップする方法5選
自分の年収と平均年収を比べて、「年収が低い」と感じたら対策をしなければいけません。
年収が上がるのを待つのではなく、行動を起こして年収をアップさせる行動をとりましょう。
年収をアップさせる方法は以下のとおりです。
・同業種内で転職する
・異業種に転職する
・スキルアップする
・副業を始める
・投資を始める
年収をアップさせる方法は給料自体が高くなるように行動するか、稼ぐ柱を増やすかの2択になります。これらの行動を実践すれば必ず年収はアップします。
それぞれ詳しく解説します。
同業種内で転職する
自分が今まで業界で得てきた専門性や経験を活かし、同じ業界で転職すると年収が上がります。
同じ仕事でも顧客や地域性の違い、企業の資金によって年収は大きく変わるからです。
例えば、茨城県の平均年収(年代、男女混合)は約295万円ですが、東京の平均年収は約364万円です。
茨城県からであれば東京は通勤圏内なので、地元企業で働き続けるより東京の同業種に転職するだけで年収アップできます。
通勤時間が変わるなどのデメリットもありますが、慣れた仕事で年収を上げたい方にはおすすめの方法です。
同じ業界でも好調な企業は存在します。好調な企業を見つけるのは素人には難しいので、キャリアコーチングや転職エージェントなどを利用して、一緒に探すといいでしょう。
異業種に転職する
あなたが属している業界で年収アップが見込めないなら、年収が高い業界に転職する方法がおすすめです。
異業種で新しいことを1から覚えるのは大変ですが、年収アップのために行動を起こせる人なら苦にはならないはず。むしろ新しい経験を積んで自分の適性が見つかる可能性も十分にあります。
しかし、向きや不向きもあるので異業種にチャレンジする場合は、自分のやりたいことや強み、楽しいと感じられる価値観を自己分析しておくことが大事です。
自己分析が苦手な方は、異業種にチャレンジする前にキャリアコーチングのサービスを利用して、価値観や強みを見つけてから行動しましょう。
スキルアップする
今の仕事で昇進して年収アップを目指すなら、スキルアップが重要です。
なぜなら昇進すると現場での能力とは別のスキルが求められるからです。
たとえば、部下が気持ち良く働けるようなコミュニケーション能力、仕事の進捗や問題を解決する管理能力が求められます。
本を読んで、意識するだけでも仕事の取り組みに変化が出てくるのでぜひ試してみましょう。
副業を始める
転職したくない、もしくはできない方は副業を始めて別の収入を作りましょう。月に5万円稼げるようになるだけでも年収は60万円上がります。
何を始めればいいかわからない方は、ネットで調べて興味のある副業を見つけるか、メルカリで家の不用品を売ることから始めてみると良いでしょう。
副業を始めると本業も違った視点で考えられるようになるので、転職が難しい方はぜひ副業に取り組みましょう。
投資を始める
年収を増やす方法に時間はかかりますが、投資を始めて収入を増やす方法があります。
転職活動や副業の時間が作れない方におすすめで、積立投資などから始めて配当収入を作ることで年収アップを目指します。
初心者でもかんたんで比較的リスクの少ない、積立NISAなどから始めると良いでしょう。
投資で年収を50万円上げることを目標にするなら、年利5%の運用益と仮定して、1,000万円の資産ができれば目標達成できます。
キャリアコーチングを活用した転職が年収アップの近道
年収を上げる方法を上記で紹介しましたが、現実的かつ、最速で成果が出るのは転職です。
同じ業界、異なる業界どちらを選択しても、今より基本給や、賞与が上がるだけで年収は大きく変わるからです。
しかし重要な点が2つあります。
・同じ業界なら伸びている会社を見つける
・異なる業界なら年収が高い業界を選ぶ
この2つを守れば年収は確実に上がります。
「そんな会社がわかるなら苦労しない!」と思いますよね。調べるにも時間や労力がかかります。
そこで最短・最速で年収を上げたい方はキャリアコーチングを活用しましょう。キャリアコーチングなら年収アップはもちろん、業界の動向にも詳しく、さらに価値観や強みまで分析してくれる、キャリアのプロ集団です。
素人では難しい企業や業界のリサーチはプロに任せて、自分は強みを磨き、転職活動に集中する。これが最速・最短で年収を上げる近道です。
まとめ:年収が低い仕事から抜け出したいなら転職が近道
年収が低い仕事や業界でいくら頑張っても年収は上がりません。自分の年収が低いと感じるなら、転職が一番の年収アップの近道です。
年収が高い業界、同じ業界でも伸びている会社をリサーチするのが難しいと感じるなら「キャリアコーチング」がオススメです。
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